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チャンク化

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

突然ですが、次の9ケタの数を覚えてみましょう。乱数発生のプログラムで発生させた乱数です。

795265490

そのまま覚えようとしても、覚えられる気がしませんね。

「マジカルナンバー7」といって、人の短期記憶の容量は7つ前後以下だといわれています。
これはジョージ・ミラーというアメリカの心理学者が発見したもので、科学的根拠に基づいているものです。
この数字は7つよりも多い9つの数字が並んでいるので、覚えにくいということになります。

では、この数字の羅列を、以下のように分けて覚えてみましょう。

795 265 490

今度はかなり覚えやすいのではないでしょうか。
これは「チャンク化」といって、覚えるものをいくつかのカタマリに分けて認識する方法です。

円周率は、
3.14159265358979323846264338327…
と無限に続く数です。

わたしはこれを20ケタほどは覚えているのですが、覚えたときにはこの「チャンク化」を知りませんでした。
しかし、無意識に以下のように分けて覚えていました。今もこのチャンクで覚えています。

3.14 1592 6535 8979 3238 4626

こう分けると、「6535」「8979」「3238」「4626」は2ケタずつに何となくリズムがあり、結構頭に残ります。
音読するとさらに効果が上がります。

この「チャンク化」。暗記のコツのひとつです。
一度にたくさんのことを覚えようとせず、分けて覚えることで暗記の効率が上がるのです。

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