10.122015
キンモクセイのかほり
こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。
最近、外を歩いていると、ふっとキンモクセイの香りがすることがあります。秋、それもこの時期独特の感じです。
わたしはこの香りが好きで、ふっと香ってくると少しうれしくなってあたりを見わたし、どこから香ってくるのかつい探してしまいます。
このキンモクセイの香り。今でこそわたしの中でこの時期を感じさせる香りになりましたが、一昔前まではこの香りはわたしにとってトイレの香りでした(笑)
自宅のトイレにはいつもキンモクセイの香りの芳香剤が置いてありましたので、もしかするとわたしは本物のキンモクセイよりも先にトイレの芳香剤の香りを覚えたのかもしれません。
調べてみると、強い芳香を放つキンモクセイは、昔はトイレの悪臭をやわらげるためにトイレの近くに植えられることも多かったらしいです。また、1970年代から1990年代前半ごろまではトイレの芳香剤の香りの主流だったようです。
トイレとキンモクセイは関係が深かったのですね。
そういえば、最近では芳香剤でキンモクセイの香りのものはあまり見ませんね。トイレの芳香剤に使われすぎて、逆にキンモクセイがトイレをイメージさせるようになってしまったのかもしれません。
最近の子はキンモクセイとトイレは結びつかないと思います。トイレを連想するのはわたしくらいの年代でしょう。
ちなみに、今日のタイトルにはキンモクセイの「かおり」でなく「かほり」と書きました。そう書きたくなるのも「シクラメンのかほり」を知っているわたしくらいの年代ではないでしょうか(笑)