4.202015
キリのいいところ
こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。
勉強の合い間に休憩をとることは大切なことです。効果的な休憩は勉強全体の効率をアップさせます。
しかし、休憩のタイミングには気をつけるべき点があります。
それは、現在やっている勉強は、キリのいいところまでやって休憩する、ということです。
「休憩したい」と思ったときすぐに、勉強が中途半端でも休憩をとる即実行型(笑)や、自分で「〇時までやったら休憩」と決めていて、その時刻になったら中途半端でも休憩をする時間厳守型(笑)の子がいます。
信じられないかも知れませんが、以前、漢字を書いている途中の画で勉強を止めて休憩した子がいました。これにはさすがにびっくりしました。
キリのいいところというのは、ある教科の勉強が終了する切れ目がよいと思いますが、少なくとも現在取り組んでいる問題を片づけるまではそのまま続けてしまうべきです。
勉強を再開した時のロスが大きいからです。中途半端なところで休憩を入れてしまうと、再開した時にもう一度問題文を読んで理解しなおしたり、休憩前に問題を解くために自分でメモしていたことがらの意味を忘れてしまっていたりすることが少なくありません。
また休憩中も、何となく中途半端感があり、気分転換ができません。
休憩の時間になったら、「ココまでやってしまおう」と思ってキリのいいところまで勉強します。
これは、勉強の効率が上がるだけでなく、ちょっとした忍耐強さや集中力も身につきやすいのです。