1.192016
オトナの事情とキレイごと
こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。
ここ1週間ほど、SMAPが解散するとかしないとかで芸能界が揺れていました。国民的アイドルとよばれるほどのグループなのでわたしも少し気になってましたが、彼らは昨日のテレビに生出演して、解散はしないことをファンに伝え、一旦収束したようです。
もともとこの騒動の発端になったのは、事務所のベテランマネージャーと副社長の対立です。
いわゆる「オトナの事情」ですね。
わたしには深くは分かりませんが、そこにはドロドロとしたプライドや確執、利権などがからみあっていたのだと思います。形としては一応収束しましたが、それらはまだ解消されていないと思います。
ファンのためなどと「キレイごと」を言っている場合ではなかったのでしょう。
「『オトナの事情』がある。『キレイごと』だけ言っていてもダメ」
現実に起こる厳しい諸問題は「キレイごと」だけではクリアできません。「キレイごと」は「甘い」「青い」と言われます。
「オトナの事情」は少なからず影響しますし、それも大切なことです。そう考える方が「オトナ」で「現実的」で「効率的」で、「計算高い」のです。
しかし、だからといって「キレイごと」を軽んじすぎてしまうと、どこかで歯車が狂ってしまうような気がします。
わたしは「キレイごと」とは「原点」「初心」「純粋な思い」だと思っています。
アイドル事務所にも、カツの廃棄業者にも、バスの運行会社にも、「キレイごと」はあると思います。もちろんわたしたち塾にも。
生出演でキムタクが「前を向いて進んでいきたい」と言っていたようですが、「オトナの事情」にまみれてしまったときにも、「キレイごと」を忘れないことが、まさに「前向きに」進んでいくために必要なことではないでしょうか。