10.52014
やりなおしのやり方
こんにちは。陽塾代表の原田基生です。
「やりなおしをしなさい」とよく言われますが、やりなおしのやり方が分かっていない子が結構います。
学校のワークなどを見ると、分からなかった、または間違えた問題のところにバツをつけ、そこに解答を赤ペンで書き込んでいるだけの場合があります。
そしてこれを「やりなおし」だと思っています。
ちょっとしたケアレスミスの場合(例えば、ピリオドが抜けているなど)はこれでいいのですが、それ以外の場合、この方法は単にできなかった問題の答えを書き込んでいるだけです。
これは「やりなおし」ではありません。なぜなら「やりなおし(=解きなおし)」ていないからです。
「やりなおし」の目的は、
「できなかった問題が、自力でできるようになる」
です。
間違えたら、解説を熟読して、まずは「納得」します。
次に、自分がどこで間違えたのか確認し、その時に忘れていた基本事項があればノートにメモしてその場で頭に入れます。
そのあと(できれば数時間後や次の日)、自力でもう一度解いてみます。
自力で解くことが大切で、ここで自分が「できるようになっているか」を確認するのです。
ここでできれば、はじめて「やりなおし」の完了です。
学校のワークは書き込み式が多いので「やりなおし」をするスペースがありません。
陽塾では、定期テストの勉強をするためのノートを作ってもらい、そのノートに「やりなおし」をしてもらっています。
それなりに時間も手間もかかりますが、同じ時間を使うのならば、少しでも効果的に「やりなおし」する方がいいですね。