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いろいろな進路

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

現在陽塾では、塾生の夏期講習会前の三者懇談を行っています。
三者懇談では、現時点での成績状況や勉強のやり方などについての話だけでなく、今後の進路についての話もします。
多くの子は大学進学を前提として高校選びをしますが、そうでない子もいます。

わたしが以前勤務していた大手塾はトップ高校へ多くの合格者を出す塾でした。そのころわたしは、中学校の次は高校で、高校の次は大学に進学することが当たり前のように感じていたように思います。
そして、たくさんの生徒たちを内申点や実力テスト成績でどこか画一的に「輪切り」にしているようなところがありました。

しかし世の中にはいろいろな子がいます。大学に行かずに技術を身につけて早く社会に出て活躍することも立派な選択肢です。進学塾である陽塾には来ませんが、中学校を卒業して就職する子もいるわけです。
何も考えずに、「とりあえず大学は行こう」などと考えて大学に進学するよりもよっぽど有意義です。

陽塾では入塾テストをしていません。以前勤務していた大手塾では入塾テストに不合格になってしまうような子も来ることがあります。
懇談をしたり体験授業を受けてもらって、本人が「通う」「ここでがんばる」と決意してくれれば入塾してもらっています。

学力も内申も高いに越したことはありません。そして塾はそれらを高めることが仕事です。
高い偏差値の高校に進学したいと願うなら、もちろん全精力を傾けて成績アップのための指導をします。

しかしそれら「だけ」がすべてではありません。一人ひとりをしっかりと見て、懇談では本人や家族の意見に耳を傾け、いろいろな進路を考え、本人と家族にとっていちばん良いと思われる選択肢を一緒に相談する・・・。

それが陽塾の進路指導だと考えています。

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