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解答欄が埋まる順番

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

中学生は期末テスト真っ最中。今日も中学生の子どもたちは朝9時から塾に来て勉強会を行っています。
本当は家で集中して勉強できるようになってほしいのですけどね・・・。気長に指導していきます。

さて、定期テスト対策の授業の中で、子どもたちにテスト形式で問題演習をさせることがよくありますが、実はテスト開始10分後くらいに机間巡視をして、子どもたちが答えを書き込んでいる解答用紙を見ると、どんな問題が出ているのかを見なくても、だいたい得点が高いか低いかが分かります。

答案の解答欄の埋まる順番を見ればよいのです。

テスト開始10~15分後ごろに、
(1)もう7割くらい進んでいるが、空欄が多い子
(2)まだ半分に達していないが、空欄がない子
では、どちらも「書いている量」は同じくらいでも、ほぼ確実に(2)の子の方が得点が高くなります。
入試問題ならいざ知らず、範囲の決まっている学校の定期テスト、その中でも社会などの暗記系の教科においては、特にそれが顕著です。

「分かる問題から解く」のは、テストを受けるときの、テクニックともいえないほどの「やり方」ですが、テストは普通は前から順番に解いていきます。
範囲のあるテストを、正しく全範囲しっかりと勉強すれば、よっぽどの難問・奇問を出題されない限り、ほとんどの問題の答えは頭に入っていて、問われれば答えがすぐに出せる状態になっているので、前から順番に空欄が埋まっていくのです。
一通り解くときに「空欄」になるということは、そのことがらが頭に入っていない、または思い出せない、という状態です。つまり、しっかりとは頭に入っていない状態です。
結果的にすべての欄が埋まっても、ヤマカンで埋めた欄も少なからずあるでしょう。

やはり、得点に差がつきます。

こんな現象からも、子どもたちの状態を把握することができるのです。

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