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時間が余る→時間が足りない→時間が余る

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

子どもたちがテストを受けている様子を見ていると、学力の到達レベルによってテストでの時間の余り方が変化します。
陽塾では入塾前や講習会前にその時点の学力を把握するために『学力確認テスト』を実施していますが、テスト中の様子を見れば、だいたいどれくらいの学力層かが分かります。

まず、学習内容をあまり覚えていない場合やテスト勉強をほとんどしていない場合、テスト時間は大幅に余ります。
そもそもインプットをしていないので、いくら時間をかけて考えてもアウトプットはできません。できるところだけをやって、早々にあきらめモードになってしまいます。
その結果テスト時間は余ってしまい、制限時間が来るまでその子は時間をつぶすことしかできません。
こういう子は、テスト終了時に「やっと終わった感」が出て、「うーん」と伸びなどしています(笑)

勉強量が増えて少し学力が上がると、テスト時間がだんだん足りなくなってきます。できる問題が増えてくるからです。
この段階ではまだまだ知識が浅いことや慣れていないこともあり、解くのに時間がかかってしまい、最後まで解ききる前に時間切れになってしまうこともよくあります。
こういう子は、テスト終了時にもせかせか鉛筆を動かそうとしています。

さらに訓練を重ねて学力が上がると、解くスピードもついてきます。こうなってくると再び時間が余るようになります。はじめから最後まで一通り解いてもまだ時間が余るので、見直しをすることができるようになります。
こういう子は、だらけるでもなく、あせるでもなく、平常心でテスト終了を迎えます。そしてもちろん結果も良好です。

「テスト中ヒマな子」は、このままだと多くの積み残しが出てしまいます。基本から猛勉強すべきです。
「テスト時間が足りない子」は、基本はある程度できていますのでもう一息で次のレベルです。訓練を積んでスピードをつけるようにしましょう。

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