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必要は発明の母

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

前回、解答冊子を何度も開くムダをなくすために、解答冊子にふせんやしおりをはさんでおくという解決策(それほどおおげさなものではありませんが)について触れましたが、このことを思いつかない子がいることをお伝えしました。

なぜこのような単純なことが思いつかないのでしょうか?

それは「本人が必要だと感じていない」からです。
つまり、その子は解答冊子を何度も開くことがムダだという認識がないのです。何度も何度も同じことをくり返すと、本来ならば「面倒くさいな」とか「時間がムダだな」と感じ、そこでちょっとどうすればいいかを考えます。そうすれば「ふせん作戦」や「しおり作戦」は普通思いつくものです。
「必要は発明の母」という言葉がありますが、まさにそういうことです。

こういう状況になったとき、問題意識を持つことができるかどうかは、実は非常に重要なことです。
わたしはいつも生徒に「『考えて』行動しなさい」と言っています。
「どうすればもっと点数を取れるのか」
「どうすれば楽に覚えられるか」
「どうすれば短い時間で勉強を終われるか」

「必要」のないところに「発明」は生まれません。
子どもたちにはいろいろと考えることを今後もうながしていきたいと思います。

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