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しっかり切りかえ

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

私立高校の入試がほぼ終了しました。京阪神の私立はこれから合格発表となりますが、これから受験生は公立高校の入試に向けて勉強することになります。
この時期、教師は受験生のメンタル面に細心の注意を払わなければなりません。
私立の合否によって子どもたちが浮き足立ってしまい、落ち着いて勉強ができなくなることがあるからです。

「やれやれ、私立がやっと終わった。やっと一息つける」
と思っている受験生も多いのではないのでしょうか。

しかし、私立が終了してもまだ受験勉強を続ける必要があるということは、まだ自分の進学する高校が決まっていないということです。
公立高校を第1志望にしている子にとって私立の合否は「途中経過」であり、「一番行きたい高校」はまだ受験をしていないわけです。むしろ刻々とその受験日が迫っています。奈良県の公立一般選抜の入試まではあと約1ヶ月、特色選抜ならばあと10日ほどしかありません。

昨日は祝日でしたが、陽塾では中3は授業を行って公立の受験に向けての注意事項や心構えなどを伝えました。
みんな私立受験で体も気持ちも少し疲れたと思いますが、ここがふんばりどころです。子どもたちにはあえてカツを入れ、緊張感を保ったままで切りかえをしなさいと言いました。

このタイミングで「私立お疲れさま」などと少しでも緩めてしまうと、また緊張感を醸成するのに時間がかかってしまいます。走り続けるのは大変ですが、みんな新しい気持ちでがんばってくれることと思います。

わたしたちも同じく新しい気持ちに切りかえ、子どもたちと一緒に最後まで駆け抜けたいと思います。

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